心が生き返るとき Our Soul Revives with Beauty
3月の終わり、疲れ切った心と体を引き連れて、一人リトリートへと向かった。小さな民泊のアパートの一室で、荷ほどきが終わって、テーブルの上に乗せたキャンドルにあかりを灯したときに、涙が溢れてきた。私はいつのまにこんなに乾いていたんだろう... 本当に体が求めていることを、私はよく無視してしまう。というか、それすら感じる余裕を自分に与えずに、次から次へと必要なことをしてしまっているのだと思う。でも、海のそばのアパートで、昼間でも疲れて丸まってくる体に、私は、「いいんだよ。」と声をかけて、横になった。海辺でひたすら波を見つめる心に、「何もしない時が必要だったんだね。」とねぎらった。 リトリートでJohn O'Donohueという詩人が書いた詩や文を読んだ。その中のひとこと: 「魂(心)は美しさがあるところに存在する。」 本当は、日常は美しいものや人で溢れている。愛する人の眼差し。道端の小さな花。家事をしながら聴く音楽。道端で見かけた子供の笑顔。でも、心が乾いていると、美しさが見えなくなってくる。そして心はもっと乾いていく。 そんなときの私にとって、外から