この数ヶ月、どれだけ新しい情報を取り入れてきたかなあと思う。外に行けない分、ニュースを通して日本だけでなく世界の情報もキャッチする。膨大な情報量を消化することは不可能で、コロナが生み出している多くの人の苦しみに感情的にいっぱいいっぱいになってしまって、結局情報だけ詰め込んで、あとはそこから消化できないまま逃げている自分がいる。 そんな中、１０日間のクリパルヨガのモジュールを受けてきた。１０日間という時間、同じ仲間と同じ時間と場所を共有し、自分が何を今感じているのかという問いかけを徹底的に行う時間。こういう時間を過ごすと、変容の流れは一気に加速する、そう感じた１０日間だった。コロナの自粛要請の３月終わりから今まで、人と密に接することがほとんど無かった中、まず人が一緒にいるという、エネルギーを感じるということに敏感になっている自分がいた。最初の日は、そのエネルギーがしつこいくらい迫ってくる感じがした。でもそこから、呼吸法を通して、自分の中にどんなエネルギーが流れているのか（ダイナミックに躍動的、静かでクリア、ドロドロした、ピュアな、落ち着いた、など）

ふと目を閉じて見る。今周りにどんなエネルギーがあるか感じてみる。恐れ、不安、怒り、悲しみ、戸惑い。あるいは楽観的、どうでもいい、諦め、無関心もあるかもしれない。でも、コロナウイルスの蔓延という状態に影響されていない人はいないのではないか、と思います。私はしばらくは情報を取り入れすぎない、という、なるべく影響されないでおこうと言う立ち位置だったのですが、最近聞いた問いかけで、心に残るものがありました。「この時期を通して、あなたはどんな人間になっていたいですか？」避けて通れないこの困難は、もしかしたら私を変えるのかもしれない、と気づいた。３ヶ月後、６ヶ月後、１年後の自分と世界を想像してみる。もう元には戻れないかもしれない。経済的にも、社会的にも、あまりにも爪痕を残すだろうから。でも、もしかしたら元に戻ることが目的ではなくて、新しいものを生み出す岐路に私たちは立たされているのかもしれない。 自分の人生はコントロールできると思っている偽の安心感への気付き。今まで本当に大切にしたいことを優先させてこなかったことへの気付き。ちゃんと必要な時間は与えられていて

2月はなぜか長く感じた。いつもより短い月なのに、なぜだろう。コロナウイルスのことでのざわ付きがあったからかもしれないし、自分自身のヨガに対する姿勢をもう一度考え直していたからかもしれない。そんな中、今月のテーマに何回もハッとさせられた。まず、サントーシャ、足るを知るということ。状況に決して満足まだできていない、あるいはもっと自分に変わってほしいと望んでいる中での満足。それは、どうでもいい、とか、ここまで来たらもういいや、という中途半端な気持ちとは違う。あるいは、家族の健康やコロナのことで、ベストな状況ではなく、体や心や状況が癒やされてほしいと心から願っているときに、満足なんてある意味無責任な感じがする。 そんな中、ヨガの練習で感じたこと。それは、まず自分がここに存在していることがとても愛しいということに気づいたこと。それが満足の第一歩だった。また、今日も命が与えられていること、愛し合える大切な人がいること、そのことへの感謝、それもまた満足への歩みだった。そして最後、アパリグラハ、手放すことが私を支えてくれた。心配、欲望、願望、希望、恐れ、色々なこ